賃貸DIYアイデア集|原状回復OKのリメイク術

賃貸住宅にお住まいの方でも、自分らしい空間を楽しみたいと思う方は多いのではないでしょうか?
賃貸物件では原状回復が求められるため、手を加える範囲が限られていますが、それでも工夫次第で大きな変化を楽しめます。
今回は、賃貸でも可能なDIYアイデアをご紹介します。
原状回復OKのリメイク方法
1. 床材の置き敷き
賃貸物件で床を変えるのは難しいと思われがちですが、置き敷きタイプの床材を使えば簡単に模様替えが可能です。以下のような床材が人気です。
◆フロアタイル
リアルな木目調や石目調など種類が豊富、古材風の柄もあります。本来は専用の糊で張っていきますが、賃貸ではマスキングテープや両面テープでの固定をお勧めします。
◆ジョイント式フロアマット
木目調やタイル調など種類が豊富で、パズルのように組み合わせて敷くだけ。
◆クッションフロア
長尺タイプのシート。柔らかい素材で足元が快適になり、防音効果も期待できます。
施工は床に敷くだけなので、撤去も簡単。お部屋の雰囲気を大きく変えられるアイテムです。

2. 貼って剥がせる壁紙やマスキングテープ
壁紙を変えるのは大掛かりなイメージがありますが、最近では賃貸向けの貼って剥がせる壁紙が増えています。
◆貼って剥がせる壁紙
お好みのデザインを選んで簡単に模様替え。アクセントクロスとして使うとお部屋にメリハリが生まれます。
◆マスキングテープ
建具枠や巾木、廻り縁などの色を変えるだけで、印象が変わります。
粘着力が強いものは、剥がすときに既存のクロスや造作材にダメージを与えることがありますので、使用の際は良く確認してから行ってください。

3. 突っ張り柱を使った収納や間仕切り
突っ張り柱は賃貸DIYの定番アイテム。以下のような使い方ができます。
◆収納の拡張
突っ張り柱を使って棚を付けたり、洋服掛けを設置できます。突っ張る部材と柱が必要になります。
◆間仕切り
お部屋をゾーニングしたいときに役立ちます。パネルや布を組み合わせると視覚的にも機能的にも効果的です。
こちらは設置が少し大変ですが、住まいの機能性を高めてくれます。

4. 家具を使った間仕切り
家具を使うことで、壁を作らずに空間を区切ることができます。
◆オープンシェルフ
収納としても使え、圧迫感が少ない。
◆背の高い本棚
目線を遮ることでプライバシーを確保。
家具を工夫することで、間取りを変えずにお部屋の使い方を広げられます。
5. トイレにカウンターを追加
トイレにもDIYで工夫を加えられます。置くだけのカウンターを取り付ければ、意匠的にもお洒落ですし、収納スペースも増えます。
◆木製の板をトイレタンクの上に設置
既存設備の状況によって、やり方は様々あります。
◆突っ張り棚を設置
タオルや小物の収納スペースを確保
こちらも原状回復が可能なので、賃貸でも安心して試せます。

ハーフDIYという選択肢
DIYに挑戦したいけれど、「全てを自分でやるのは難しい」と感じる方には、プロと一緒に作業を行うハーフDIYがお勧めです。
◆プロに相談
改装のアイディアや、材料の入手法、やり方のアドバイスをもらいます。
◆相談作業を分担
自分では難しい部分だけを依頼し、仕上げだけ行う。
無理をせず、プロの力を借りることで、理想の空間を効率的に実現できます。

原状回復にあたっての注意点
賃貸物件でDIYをする際には、原状回復の義務を忘れないようにしましょう。以下のポイントに注意してください。
■取り外しが可能か
突っ張り棒や置き敷きタイプのアイテムを選ぶ。
■粘着力の強い接着剤は避ける
貼って剥がせるタイプの壁紙やテープを使用。
■元の状態を記録
DIYを始める前に、お部屋の写真を撮影しておくと安心。
■管理会社や大家さんに相談
場合によっては事前に確認を取ることでトラブルを防げます。
これらを守ることで、退去時に余計な費用や問題を避けられます。
賃貸DIYのまとめ
賃貸住宅でも工夫次第で、おしゃれで機能的な空間を作ることが可能です。
床材の置き敷きや貼って剥がせる壁紙など、原状回復可能な方法を活用しつつ、家具や突っ張り柱を上手に使ってお部屋を彩りましょう。
また、DIYに限界を感じたらプロと一緒に行うハーフDIYという方法も視野に入れてみてください。自分らしい空間作りを楽しんでくださいね!


