【アイアンレール部材】
アイアンバー
形状・仕上げ方
日本でも数少ない鍛冶屋職人が手仕事で造形していくロートアイアンの「ハンマー仕上げ」と、炉に入れずに炙って仕上げる「ノーハンマー仕上げ」があります。どちらもストレートなシンプルデザインで、ちょっと潰した先端がアクセントになっています。
錆止めに蜜蝋(ミツバチの巣を精製した柔らかめのロウ)を塗って仕上げます。天然の蜜蠟が保護膜を作り、室内で使用する分には十分な防錆効果を発揮します。
カーテンレール以外にもタオル掛けやドアハンドル、マガジンラック受けなど自由にオーダー可能です。
■ハンマー仕上げ
鉄を炉に入れて赤くなるまで焼き込み、ハンマーで叩いて成形したもの。何度も焼き込み叩くことで鉄が鍛えられ赤味を帯びてくるため、ノーハンマー仕上げよりややブラウンがかった色合いで、かつ若干の光沢があります。熟練した職人が時間をかけて手作りしたそのごつごつした風合いは、時が経っても存在感を放ち続けます。
■ノーハンマー仕上げ
表面を高温で焼き、酸素と反応してできる薄い層(黒皮)をそのまま生かした仕上げで、マットな風合いを醸し出します。ただこの黒皮鉄は濃淡がありムラがあることや、衝撃が加わると黒皮が剥がれることもあり、剥がれると鉄の素地(銀色)が見えます。これまで剥がれて目立つというご意見をいただいたことはありませんが、稀に一部、部分的に剥がれが生じる恐れがあることをご理解下さい。遠目にはハンマー仕上げと変わらない魅力があり、コストダウンが可能なため、こちらも人気があります。
※万が一、黒皮が剥がれてしまった場合の補修キット(別売¥500)もご用意していますので、お声掛け下さい。
口径(太さ)
上から順に13φ(13mm)、9φ(9mm)、6φ(6mm)、3φ(3mm)の4種類から用途に応じて選べます。
※長さが200cmを超えるものは13φをお勧めします。
※レールが1.4mを超えるものは、受金具を3個付けていただくよう推奨しています。
※6φ・3φは間口が小さい窓(1m以下)や薄手の軽いカフェカーテン向きです。
アイアン受金具
取り付け方
当店のアイアンレールは大きく分けて以下の2つの設置方法があります。
1. 正面付け→窓枠の外側に設置
窓枠よりも6cm立上がり、左右に約10cmずつ出せるので、光洩れしにくく、断熱効果を高め、お部屋が広く見えるなどの特長があります。
2. 枠内付け→窓枠内(天井または側面)に設置
カーテンが枠内に収まる為、すっきりした印象に。腰窓や小窓のレース、間仕切りカーテンに向いています。
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ナティアの受金具はレールがぴったり収まる仕様。コストダウンを図る為、ネジを省きました。
通常の開閉で動くことはありません。
※カーテンを強く引いた場合、まれに動くことがございます。
ご心配な方はネジ付きも承りますので、お申し付け下さい。
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標準仕様は以下の通りですが、現場の状況に合わせ取付け面に合った形状でオーダーできます。
■正面付け
ダブル付け(カーテン2枚付け)
立上がり通常6cm・壁からの出幅9cm
組み合わせ方
1間サイズ(180cmまで)
・13φ+9φ+W受金具+リングランナー
・9φ+9φ+W受金具+リングランナー
1間半サイズ(250cm以上)
・13φ+13φ+W受金具+リングランナー
■枠内付け
その他 受金具バリエーション
ショートタイプ(主に木枠付け用)
壁からの出幅4cm
カーテンの出幅を抑えたい時や、枠上に下地が無い場合、木枠へ取り付けることができます。
左右に左側の形状のものを。140cm以上は右側のものを中央へ設置します。
13Φと9Φ用がございます。
アイアンリングランナー・房掛け
リングランナーは、カーテン吊元のフックやリボンの数によって必要個数を算出します。
<リングランナーの個数の求め方>
カーテンの幅(cm) ÷ 13cm+1個
※カーテンが未定の場合は、当店で一般的な個数をお知らせいたします。