NATIA代表の松井と申します。
私が何故DIYを応援し、素人にでもできるインテリアリメイクをお勧めするようになったかについてお話しします。
1.DIYに苦労した思い出
インテリアが大好きで趣味が部屋の模様替えだった私は、2006年にとうとう物件を借りて小さな雑貨屋を開くことにしました。
ぺンキ塗りだけは得意だったので、壁や天井は白いペンキでひたすら何日も塗りました。
大工工事も挑戦してみましたが、床に木を張ったり、バックヤードの間仕切りなどは、到底技術がないとできません。
ひとり親方の大工さんにお願いして造作してもらいました。あと、電気屋さんに配線工事も依頼しました。
しかし雑貨やリネンの仕入れもあったので、それ以上の工事代が出せず、ひとり早朝から深夜まで2ヶ月あまり創意工夫を重ね、苦心してやっと開店にこぎつけました。
そしてその雑貨屋は10年続きました。
その間もあちこち手を掛けなくてはいけない場面に遭遇し、職人さんを雇うと経費が嵩むし、かといって自分ではできないし・・
不器用な自分が情けなかったです。
2.インテリアリメイクの原点
もともと私は栄養士をしていました。
インテリアコーディネーターに憧れて、一念発起し猛勉強の末、インテリコーディネーターとキッチンスペシャリストの資格を取りました。
資格はあっても建築の知識と実務経験がないとお客様へ良い提案はできません。
働きながら建築を学び、二級建築士と照明コンサルタントの資格も取りました。
10年間リフォーム会社や設計事務所を転々とし、最初はフリーのインテリアコーディネーターとして住宅メーカーのコーディネートを行っていましたが、お客様よりオーダーカーテンの依頼を頂くようになり、自宅を事務所として創業しました。
そして半年も経たないうちに、長年の夢である雑貨屋を開きたくなり、少ない自己資金をもとにお店を作ったわけです。
できるだけお金を掛けずに素敵に改装する方法を色々試しました。
今思えば、そこがインテリアリメイクの原点です。
あれから15年、現在は素人でも手軽に使える建築資材も増え、リフォームやリノベーションほど大規模な工事をしなくてもお洒落なインテリアを作る方法が増えました。
今こそ、インテリアの夢はあるけれど自分では叶わないと諦めている方へ、私の経験をもとにアドバイスをさせていただければと考えています。
3.インテリアはコーディネート次第
たとえ、いい建築材料や素敵な家具が揃っても、調和が取れていないと、いまいちなお部屋になってしまいます。
今や情報が多すぎて、あれもこれも取り入れてしまいがち。私はインテリアは引き算が大事だと思っています。
まず自分の好みを良く知ること。そしてどういう使い勝手がいいのか、何を重視するのか。ライフスタイルや時代の変化に対応できるのか。
様々な要因を加味した上で、ますプランニング(計画)が必要です。
それが決まったら、どんな材料を組み合わせ、いかにコーディネートするかがポイントになってきます。
だた、その時、全てを新調できればいいですが、既にあるものとどう組み合わせるか、古いものをどう活用したら溶け込むのか・・も考えなくてはなりません。
これまで新築やフォームされたお家を訪問して、そこができていないために残念なインテリアになっているケースを度々見かけました。
私は先述したように、いかにお金を掛けずに素敵なインテリアを作るかを試行錯誤し、家具のリメイクも多数手がけてきました。
そういう貧乏性の私だからこそ、今あるものを作り替える“インテリアリメイク”が向いているのだと思います。
4.時代が後押し オンラインでDIYサポートが叶う
大工の技術は上達しませんでしたが、自分でできることをチマチマやってきたお蔭で、大きな工事をしなくてもそこそこ素敵な空間が作れるようになりました。
たまに知人宅のインテリアのアドバイス等もやってきましたが、これまで培ってきたノウハウ?をもっと誰かのお役に立てたら嬉しいなと考え、15年目にしてDIYサポートを決意しました。
これまでは近隣であれば施工のお手伝いができても、遠方の方へのサポートは難しいなという思いから断念していましたが、現在一般の方でもWEB会議に参加できる時代になりました。
オンラインで現場を見させていただき、ご希望をじっくり伺った上でリメイクプランを立て、やり方を詳しくお伝えします。
不器用でも大丈夫!完成までサポートしますので、一緒にDIYに挑戦してみましょ!