建築の仕事に30年従事してきた私が、リフォームやリノベーションを超えて「インテリアリメイク」に注力しようと思う理由をお話ししたいと思います。
1.インテリアリメイクとは
お家を美しく変えたいとき、一般的にはリフォームやリノベーションがよく取り上げられますが、これらは主に躯体に手を加える工事を指します。
設備の交換や大規模な改修が必要な場合もありますが、普段の暮らしの質や見た目を向上させたいのであれば、私は「インテリアリメイク」をお勧めします。
リメイクとは、古いものや既製品を新しい形に変えること。例えば、家具に手を加えたり、床や壁、建具を替えることで、部屋の印象は劇的に変わります。賃貸の物件でも原状回復が可能で、新しい場所でも使えるため、とても便利です。
2.ライフスタイルの変化に対応
家族構成や引越しなどで住まいは変わっていきます。私はこれまでに二度も大規模なリフォームを行った後に引越しを経験しました。
どちらも大変思い入れのある家だったため、引越しの際にはその空間を持って行けたらと残念に思いました。
躯体を工事すると、その空間はその場所にしか存在しなくなるからです。
そこで、長年考え続けた結果、インテリアのリメイクや配置、布使い、照明の工夫を通じて、リフォームやリノベーションに匹敵する素敵な空間を創ることができると気づきました。
無駄な費用をかけず、自由度の高い次世代のリフォームだと考えています。
どちらも大変思い入れのある家だったため、引越しの際にはその空間を持って行けたらと残念に思いました。
躯体を工事すると、その空間はその場所にしか存在しなくなるからです。
そこで、長年考え続けた結果、インテリアのリメイクや配置、布使い、照明の工夫を通じて、リフォームやリノベーションに匹敵する素敵な空間を創ることができると気づきました。
無駄な費用をかけず、自由度の高い次世代のリフォームだと考えています。
3.DIYが苦手な人をサポート
既存の家具をリメイクすることで、ライフスタイルや時代に合わせた使い勝手やデザインが実現でき、他にはない唯一無二の宝物を手に入れることができます。また、資源の有効活用により環境保護にも貢献し、古いものを大切にする文化の促進にもつながります。
西洋では昔からインテリアのDIYが盛んですが、器用にDIYできる人もいれば、忙しさや技術の不足から諦めてしまう人も多いのが現実です。
賃貸物件では手を加えることが難しい場合もあります。私も現在は賃貸に住んでおり、自分なりの工夫をしながらインテリアを楽しんでいます。
歳を重ねる中で、これを誰かのお役に立てればと考えるようになり、自分の得意なことで新たなサービスを始めようと決意しました。
これまでの経験とショップ時代のノウハウを活かし、インテリアリメイクによってお部屋を素敵に生まれ変わらせるお手伝いをしていきたいと思っています。
次回は、NATIAが長年提唱してきたシャビーシックについてお話ししたいと思います。